28

8月

2010

バーチャル支店

 7月にセミナーを開催させていただいたときに、最後の質疑応答で弊社の将来の目標みたいなことを尋ねられたので、「5年後には、ニューヨークとロンドンとに支店を出したい」と答えた。

 そのときはかなり真面目に答えたつもりだった。

 1カ月たった今、その目標を軌道修正することになった。

 物理的な支店を出す意味が分からなくなったのである。

 

 5年たてば今のクラウド技術は格段と進歩しているだろうし、物理的な支店の存在意義が薄れるかもしれない。

 つまり、大阪の北浜に事務所があるが、別に北浜という場所にこだわる必要もなく、ネット上ではどこに事務所があろうと世界中のクライアントに対してサービスを提供できるかもしれない。

 だから確かにニューヨークに支店がありますと言うときっといい宣伝にはなるだろうが、宣伝以上にはならないかもしれない。

 現在でも翻訳者さんの大半は海外にいるし、チェッカーさんも半分は海外にいる。要するに居住地にはこだわっていない。

 

 支店に加えて、海外翻訳センター(offshore translation center: OTC)にも大変興味があったけど、物理的なセンターを建てる(借りる)必要はないかもしれないと思い始めている。

 オンラインで翻訳者さんを募集して、オンラインでトレーニングを施して、オンラインで納品して、オンラインでフィードバックすればいい。

 以前、インドにOTCを設立することを真剣に考えたことがあったが、最近はコンセプトだけあれば物理的なセンターは不要かもしれないと思い始めている。

 

 本日のタイトルを「バーチャルオフィス」にしようと思ったけど、現在この言葉が表わす意味が「事務所を実際に構える事無くビジネスを行う為のサービスが整ったサービス名称の一つであって、具体的には、住所の利用・郵便物などの受取代行・法人登記の住所利用・固定番号の提供・電話代行・記帳代行・給与計算などのサービスが提供されるオフィスのこと」であったので、僕が考えるクラウドを使ったバーチャルオフィスとは違っていた。だから「バーチャル支店」にしてみました。

 

 5年後のクラウド技術はどうなっているだろうか?

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